番町皿屋敷・怪談話を!
15日土曜の夜、講談神田紫師匠がトリの池袋演芸場に出掛ける。
夕刻劇場に入ると、舞台では照明係りの方たちが、演出造りに汗を流していた。
講談は、夏は幽霊話、冬は忠臣蔵とこの話で飯が食えると川柳にもうたわれている。
お菊が皿を一枚、二枚、三枚・・・・と、照明も落とされ、ひゅ〜どろどろ、きゃー!
話が終わり明るくなった場内に生気がみなぎってきた。
陰気のままではと、紫師匠は寄席踊りをご披露、気分も明るくなってお開き。
食いつきで出ていた平治師匠と芝居が跳ねてから、一席をともに落語談義に華を咲かせ、気がつけば日にちが変わる時間近くになっていた。