実を言うと、後れ馳せながら、『父親たちの星条旗』を観たく新聞の映画案内欄で確認しましたところ、9日より『硫黄島からの手紙』がスタートするとの事、止むなく『父親たちの星条旗』を断念、不覚にも第一部作品を観ずに第2部作『硫黄島からの手紙』を観てきた次第です。
残念ですが、私には聞き及んでいた硫黄島の交戦、本土攻撃を阻止する要、要塞の島、硫黄島。
映画からは伝わってきませんでした。もちろんドンパチの戦争映画を望んではいませんでしたが、日本軍が島を守り抜こうとする切実な表現が足りなかったのではと思います。日本人の製作映画ではないので仕方ないのでしょうね。
何か淡々として深く胸を打つ、心に残る映画ではなかったです。
朝一番で観ましたので、昼の12時半頃館内から外に出まして暖かい陽気に触れると、硫黄島の残像は雑踏の中に消えてしまいました。