2時30分開演、挨拶も済み、三遊亭 遊馬さんが高座に上がる。演目は『たらちね』でお披露目。続いて真打、桂 平治師匠の登場、お客の肩の力を抜かせる地噺で『お血脈』を善光寺まで長々と40分かけて高座を務めてくれた。大笑いの内に中入りとなる。
中入り後、遊馬さんは『井戸の茶碗』を持ってきて武士の沽券の関わる、屑やのやりとりを楽しめた。二人の武士の違いを見せ、立場の違う屑やの役柄、上手にこなしていた。流石昨秋、NHK新人落語大賞最終決戦まで持ち込んだ二ツ目さんである。
平治師匠の次は『うどんや』である。泣かせところの噺に涙する人もおり、気がつけばいつの間にか平治の世界に引き込まれていた。
上手い! 名人! 日本一! と声がかかりそうであった。
懇親会では噺家さん交え、話しが弾み、抽選会でピークに達し、三本締めでお開きとなった。
みなさんありがとうございました。
席亭 なにわ